金継ぎ

สารบัญ

博多漆芸研究所

 

突然ですが。

こちらの器は、一度欠けてしまいました。どこが欠けているのかわかりますか?

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正解は、

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ここでした。

 

【金継ぎ】という技術によって、欠けた部分を修復しています。

 

今回ご紹介する金継ぎとは
割れたり、欠けてしまった焼き物を、漆で接着し、金などの粉を用いて装飾する技法のことです。

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その歴史は古く、なんと縄文時代まで遡ります。

元は、漆で接着し修復するという、“修理”の技法として始まった金継ぎですが、次第に漆の上に金紛を蒔いて装飾するなどといった、芸術的な意味合いも持ち始め、近年ではアート作品としても認知されています。

 

修理の域に留まらず、“見せる”技法として進化してきたのです。

 

例えば。

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焼き物の模様を魚に見立てたり、

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欠けを蝶々にしてみたり。

作家のイマジネーション次第で変幻自在。一度割れてしまっても、息を吹き返すことが出来ます。

 

 

今回お邪魔したのは福岡市は中央区、六本松にある【博多漆芸研究所】さん。

 

お洒落なカフェに古着屋、近くには護国神社。
そんな住宅街の一角に、その工房はあります。

 

 

漆器の製作や販売、金継ぎなどのリペアの受付の他にも、漆芸・金継ぎの教室等も開講されているこの工房。ご夫婦で作家として活動されています。

 

今回、お二人にご協力いただき、金継ぎについて学んできました。
実際に目の前で実演していただきながら、紐解いていきます。

 

さて、金継ぎ、と一口に言っても工房や作家によって、方法も、用いる道具なども様々。
それぞれに“レシピ”があるのです。

今回は博多漆芸研究所のレシピに基づいて、金継ぎの工程の一部である、【上塗り】【粉蒔き】の作業を目の前で見せていただきました!

 

まずは上塗り。

FFJ

 

漆を、和紙(植物の繊維)で作られている《濾し紙》に出し、

FFJ

 

漆を濾しながら、余分なものを除く作業。

FFJ

 

そして、絞り出した漆を筆に取り、

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欠けを埋めた部分に塗布していきます。

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繋ぎ目を縁取りながらの細かい作業。職人技というものです。

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漆を塗り終えたら、次は金を蒔く工程に入ります。

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これが・・・金!

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毛棒で金粉を蒔いていきます。

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【金継ぎ】の“金”が施されていきます。一度欠けてしまった器が、美しく生まれ変わっていく瞬間です。

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全体に金粉を蒔き終えたら、粉を払いながら整えていきます。

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蚕の繭から採った《真綿》を使って、優しく金粉を払っていきます。

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磨くと一層輝きを持ちますね。

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ここまでの工程を終えたら、一旦乾燥へ。

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そして、この後は生漆を塗り、磨き、研いで仕上げていきます。

 
 

皆さんは、大切な器が割れてしまった経験はありませんか?

 

割れてしまっても直す術は、あります。

このような過程を辿りながら、大切に、丁寧に、直してくれる場所があるのです。
安心して、その器を愛してあげてください。

 

『結婚式の記念品』や『海外旅行の思い出』、はたまた譲り受けた『形見』等々、その器に宿る想いやストーリーをも繋ぐ技術が、【金継ぎ】なのです。

 

今回お邪魔した【博多漆芸研究所】では、修理の依頼や漆器の製作・販売、金継ぎや漆芸の教室なども行われています。気さくで面白い先生が迎えてくれますよ!

 

私も、大切な器にピンチが訪れたら、一度駆け込んでみようと考えています。

 
 
 

金継ぎ体験情報

 

現在、博多漆芸研究所ではインバウンド向けの金継ぎ体験や、オンラインレッスンを開催中です。

ご興味のある方はぜひ、参加してみてください!

 

①インバウンド向けワークショップ

(1)説明:金継の歴史と鑑賞 

(2)体験:陶磁器のパーツで金継体験ができます!※「粉蒔き 」のみの体験となります。  

(3)料金:¥3,850 /人(税込)

(4)所要時間:30分程度

(5)申込方法:14日前までにメールでご連絡ください。

(6)参加条件:国外からの旅行者、および付き添いの方。※通訳の方をご同伴ください!

→詳細、英語による説明はブログに掲載しております。

 

②オンラインレッスン

待望のオンラインレッスンが、昨年より開講しました。

KINTSUGI JAPAN名義で開講中です!

道具セットは、海外発送にも対応していますので(EMSまたはFeDex)、海外在住の方にもご参加いただけます。

→詳細はWebサイトをご覧ください。

 

 

 

インフォメーション

ウェブサイト ここにURL
住所 〒810-0023
福岡県福岡市中央区警固2-17-30 3F
アクセス 地下鉄天神駅徒歩10分
お問い合わせ TEL:092-739-7401
(電話受付時間 10:00~18:00)
FAX:092-716-3095
E-mail:info@actynetwork.co.jp
営業時間 9:00~18:00

※อยู่ระหว่างจัดเตรียมเนื้อหาภาษาไทย

突然ですが。

こちらの器は、一度欠けてしまいました。どこが欠けているのかわかりますか?

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正解は、

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ここでした。

【金継ぎ】という技術によって、欠けた部分を修復しています。

今回ご紹介する金継ぎとは
割れたり、欠けてしまった焼き物を、漆で接着し、金などの粉を用いて装飾する技法のことです。

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その歴史は古く、なんと縄文時代まで遡ります。

元は、漆で接着し修復するという、“修理”の技法として始まった金継ぎですが、次第に漆の上に金紛を蒔いて装飾するなどといった、芸術的な意味合いも持ち始め、近年ではアート作品としても認知されています。

修理の域に留まらず、“見せる”技法として進化してきたのです。

例えば。

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焼き物の模様を魚に見立てたり、

FFJ

欠けを蝶々にしてみたり。

作家のイマジネーション次第で変幻自在。一度割れてしまっても、息を吹き返すことが出来ます。

さて、今回お邪魔したのは、福岡市は中央区、六本松にある【博多漆芸研究所】さん。

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お洒落なカフェに古着屋、近くには護国神社。
そんな住宅街の中のレトロなアパートに、その工房はあります。

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漆器の製作や販売、金継ぎなどのリペアの受付の他にも、漆芸・金継ぎの教室等も開講されているこの工房。ご夫婦で作家として活動されています。

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今回、お二人にご協力いただき、金継ぎについて学んできました。
実際に目の前で実演していただきながら、紐解いていきます。

金継ぎ、と一口に言っても工房や作家によって、方法も、用いる道具なども様々。
それぞれに“レシピ”があるのです。

今回は博多漆芸研究所のレシピに基づいて、金継ぎの工程の一部である、【上塗り】【粉蒔き】の作業を目の前で見せていただきました!

まずは上塗り。

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漆を、和紙(植物の繊維)で作られている《濾し紙》に出し、

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漆を濾しながら、余分なものを除く作業。

FFJ

そして、絞り出した漆を筆に取り、

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欠けを埋めた部分に塗布していきます。

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繋ぎ目を縁取りながらの細かい作業。職人技というものです。

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漆を塗り終えたら、次は金を蒔く工程に入ります。

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これが・・・金!

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毛棒で金粉を蒔いていきます。

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【金継ぎ】の“金”が施されていきます。一度欠けてしまった器が、美しく生まれ変わっていく瞬間です。

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全体に金粉を蒔き終えたら、粉を払いながら整えていきます。

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蚕の繭から採った《真綿》を使って、優しく金粉を払っていきます。

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磨くと一層輝きを持ちますね。

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ここまでの工程を終えたら、一旦乾燥へ。

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そして、この後は生漆を塗り、磨き、研いで仕上げていきます。

皆さんは、大切な器が割れてしまった経験はありませんか?

割れてしまっても直す術は、あります。

このような過程を辿りながら、大切に、丁寧に、直してくれる場所があるのです。
安心して、その器を愛してあげてください。

『結婚式の記念品』や『海外旅行の思い出』、はたまた譲り受けた『形見』等々、その器に宿る想いやストーリーをも繋ぐ技術が、【金継ぎ】なのです。

今回お邪魔した【博多漆芸研究所】では、修理の依頼や漆器の製作・販売、金継ぎや漆芸の教室なども行われています。気さくで面白い先生が迎えてくれますよ!

私も、大切な器にピンチが訪れたら、一度駆け込んでみようと考えています。

博多漆芸研究所

住所
〒810-0044 福岡県福岡市中央区六本松1丁目3−18 中村荘 205
アクセス
地下鉄六本松駅徒歩5分
メールアドレス
info@nurimatsu.jp
営業時間
第1~4週の金土日曜 11:00~17:00(その他の日時は要予約)
定休日
毎週月曜日&第5週
公式WEBサイト
HP:http://hakatashitsugei.jpn.org/
Instagram:https://www.instagram.com/hakatashitsugei/
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