「奄美・屋久島2つの世界自然遺産を巡る旅」 ~時間を忘れる旅、奄美大島【前編】~
目次
奄美大島とは?
鹿児島県の離島「奄美大島」は、近隣の沖縄県や鹿児島本土とは違った独自の文化を育んだ島です。亜熱帯性気候の島であり、青々とした森林とサンゴ礁が広がる美しい海が魅力です。
※奄美は世界自然遺産登録が決定しました。
鹿児島県奄美パーク
奄美の自然、歴史、文化を映像や展示などで学ぶことができる施設「奄美パーク」。
旅の行程のひとつに必ず入れておきたいスポットです。ここで奄美について深く掘り下げて知ることで、後に続く旅をより楽しむことができます。
また、奄美を代表する画家「田中一村」の記念美術館も併設されています。
奄美の魅力に引き込まれ、移住したと言われる田中一村の数々作品には、
奄美の花や植物、動物などが色鮮やかに描かれています。
奄美パーク周辺を360度見渡すことができる大きな展望台もあります。
【鹿児島県奄美パーク】
〒894-0504 鹿児島県奄美市笠利町節田1834
TEL :0997-55-2333
公式サイト:http://amamipark.com/
奄美らしい豊かな暮らし「荒波(あらば)地区」
奄美大島北部に位置する荒波地区。ここでは今も昔も変わることがない奄美らしい集落(シマ)の暮らしを体験することができます。
秋名集落のまち歩きでは、町指定文化財の「琉球石垣」を見ることができます。
「奄美のおっかん(お母さん)」の手料理が堪能でき、宿泊も可能な「荒波のやどり」は、まさに奄美の文化を五感で堪能できるスポットです。
その手料理は、地元の旬の食材を生かし「おっかん」たちが心を込めて作る料理は、美味しさの奥に優しい味がします。色とりどりの食材に豚肉を煮たおかずは、奄美のお正月で食べられる特別で伝統的な料理の一つです。
【荒波のやどり】
〒894-0332 鹿児島県大島郡龍郷町幾里423番地
TEL:0997-58-8842
公式サイト:https://yado.e-akina.com/
シマ唄
奄美では、一つの集落のことを「シマ」と呼びます。そのシマで代々受け継がれてきた「唄」が「シマ唄」です。この「シマ唄」は、日ごろの重労働な農作業を楽しく唄って元気に乗り越えるために生まれたそうです。
沖縄の島唄と違うところは、楽器も異なりますが印象的なのは唄い方の違いにあります。沖縄では「地声」で唄いますが、奄美のシマ唄は「裏声(ファルセット」で唄います。
愉快なシマ唄の生演奏と踊りまで楽しむことができました。
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