海外へPRする手段をどう考えるか
ここ最近のコロナウイルスの影響により危機的状況がいつまで続くかわからない状況です。未曾有の経済危機をどう対処していくか。悲観的になると限りがないので、コロナが終息した後にどう観光客を増やしていくのか、今のうちにPRの手段を改めて考えてみる良い機会だと感じます。今回は動画に着目して、これからどのような企画で制作すれば良いのかを考えてみたいと思います。
観光動画を作ってみたけど…
ここ数年で企業様や自治体様のPR手段が動画になり、多くの動画がYoutubeや旅行博などで見るようになりました。よく見るものは資料動画かイメージPVが多いのですが、旅行博やYoutubeにアップするだけではイマイチ注目度が低いと感じることはありませんか?作っては見たものの…というような状況に陥る企業様や自治体様が多い傾向です。
では、どのように運用というか動画を最大限に活用できるのか悩みどこです。なので、自分なりにこうすれば良いのでは?という提案をいくつか。
動画は手段の一つであって目的にしない
動画制作は依頼主さんも労力がかかります。作っていくうちに目的が曖昧になり完成後に満足してしまう傾向があります。そしてあくまでPRの一つとして捉えられていた物が目的になってしまう。手段が目的になり、完成後に満足してしまう。それが一番ダメ!!!!!
だからこそターゲティング(国や年齢層など)をより明確にし、動画はあくまで手段の一つと認識。今の時代PRするためのツールは山ほどあるのであらゆるものと連携したやり方がより効果的だと感じます。
中途半端なものは作らない
ターゲットを中途半端にした動画は作らないほうが本当にいいです。よくあるものが、予算があるのでこの資源をPRしていきたい。内容はこの街の説明を細かく、歴史を細かく、歴史上の人物(日本限定)の説明…。国内の話だとこれでも成立はします。ですが、海外に向けてとなると話が変わってきます。この内容だと、効果は薄いですよ。それならいっそ、インフルエンサーやブロガーなどを使ったほうがよっぽど効果的です!私達日本人でも外国へ行った際に、都市部でも地方でも、現在の街の雰囲気を楽しみたいはずです。食であったり、アクティビティであったり、自然景観であったりと。歴史や街の説明は、動画に詰め込むよりも別の媒体などに入れ込んで、動画は空気感をとことん出すべきだと思います。
ターゲットをはっきり
よく相談されることは海外に向けて(超広い)です。そこで国までターゲットを決めると話しが早いです。よくある、英語圏でお願いしますなんてご相談を受けますが広すぎ!国を決めると動画だけではなくあらゆるツールの使い方がより明確になっていき効果も非常に大きいです。目的が明確だとクリエイティブもどんどんはっきりなるので精度も効果も抜群に上がります。
ターゲットを決めるとどういう効果が生まれるのか
例えば、A国はグルメ好きが多い。B国は自然景観を好きな人が多い。この2パターンでも大きくコンテンツ内容は変わると思いませんか?これがどちらともとなると、まさしく中途半端なものができます。だからこそ、きちんとターゲットを決めることによってPRするものが明確になり、無駄な労力もなくなります。
最後に
動画は情報量が多く広告効果が高いと言われてはいますが、漠然と海外に向けてPRしたいははっきり言って予算の無駄遣いです。せっかくお金を使うならより効果のある使い方をしてほしいですし、より誘客、集客に結びつくものを私達も一緒にご協力したいと考えております。そして日本が豊かになって、訪日してくれる外国人の方にとっても満足してくれるように盛り上げていければと思います。