これが日本の伝統芸能!究極の娯楽「大衆演劇」【Part①】
※Part①②③の3部作でお届けします。
https://feelfukuoka.com/en/sightseeing/taisyu_engeki_1/
https://feelfukuoka.com/sightseeing/taishu_engeki_2/
https://feelfukuoka.com/sightseeing/taisyu_engeki_3/
取材協力:博多新劇座 ※博多の名所・お芝居処
正舞座(しょうぶざ) ※大衆演劇一座(劇団)
座長 要正大(かなめ・しょうた) 氏
目次
そもそも大衆演劇とは?
日本のエンターテインメントの根幹は観客に「楽しんでもらう」こと。
それが今日まで継承されていることは、日本が誇るべき文化です。
今回ご紹介する「大衆演劇」は、まさに日本独自のエンターテインメントです。
伝統を守りながら、あらゆるボーダーを超えた世界観が広がります!
歴史、背景
大衆のための庶民的な演劇を「大衆演劇」と呼びます。
比較的小さな劇場で観客との距離が近いことが特徴で、
歌舞伎よりも比較的安価な料金で観劇できることも魅力のひとつです。
歴史をさかのぼると江戸時代に各地を巡業していた「旅役者」の流れが今日の大衆演劇に繋がると言われています。
大衆演劇の黄金時代は、1935年〜1950年頃と言われており、全国に600を超える劇場があったそうです。
歌、芝居、踊り、派手な衣装で煌びやかな世界。
「芝居」&「舞踊・歌謡ショー」の二部または三部構成が一般的です。
公演終了後は、劇団の座員が総出で、観客を見送る慣例があります。
なぜ大衆(お客様)の心を掴んできたのか?
ポイントは③つ。
演じる役者と観客との距離が近い。
芝居の内容が分かりやすい。
役者と観客が一体となり臨場感溢れる空気が生まれる。
これが日本の観客から長く愛されてきた大衆演劇の魅力と言えるでしょう。