伊万里・大川内山 歴史ある焼き物の町
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佐賀県の青螺山(せいらざん)の麓に築かれた歴史情緒あふれる焼き物の町・大川内山(おおかわちやま)。JR伊万里駅から約6km、車で15分ほどの場所にひっそりと佇む町です。
大川内山の町の入口にかかる鍋島藩窯橋(なべしまはんようばし)。橋の側面に色鮮やかな陶板がはめ込まれて道行く人の目を引く見事な橋です。
大川内山は江戸時代、佐賀藩(鍋島家)の御用窯(ごようがま)が置かれた地で、朝廷、将軍家、諸大名などへ献上する高品位なやきものが焼かれていました。これが今に伝わる「鍋島焼き」です。現在は30数軒の窯元が軒を連ね、300有余年の歴史を誇る「伊万里焼」の伝統を守り続けています。
佐賀県伊万里市の大川内山にある鍋島藩窯(なべしまはんよう)公園は紅葉の名所でもあります。およそ1万5000平方メートルの園内には、鍋島藩の歴史が感じられる陶工の家、焼物のオブジェ、登り窯などが点在しています。
陶工橋を渡るとセンサーが反応し、風鈴ふうに飾られた焼物が、澄んだ音で出迎えてくれます。 「日本の音風景100選」にも選ばれています。
観光案内板も伊万里焼きで出来ています!こちらの地図を参考にしてぜひ町歩きしてみてください。
町の至るところで陶板が施された装飾があり、道行く人の目を楽しませてくれます。
町の散策中に見つけた登り窯を近くで見ることが出来ました。
のどかで何だか懐かしさも感じられる町並み。昔ながらの窯元も多く、様々な焼き物が販売されているのでお店を回りながら古きよき町を散策してみるのも楽しいです。
伊万里・有田焼伝統産業会館などでは陶芸体験や絵付け体験もできるのでぜひお立ち寄りください。